2011年10月2日日曜日

Planting Life

友人STMKingから届けられた命の物語
Planting Life

はじめはひとつの命。
おわりもひとつの命。

ズッドーーーン!

大きな大きな星に
小さな小さな石が
物凄い勢いでぶつかりました。

小さい石は粉々になって、
高く舞ってキラキラとゆっくりと大きな星の上に降り注ぎました。

小さな石が作った
へっこみの上に。
まるで恵みの雨のように優しくしとしとと。

しばらくすると、へっこみの真ん中が緑になってきました。

そう思ったら瞬く間に緑は大きくなって、茶色や黄色や青や赤やオレンジの模様が広がっていきました。

そのデコボコでまだらで、
いたづらっぽく、力強いもこもこした色たちは、ドンドン大きくなっていきます。

ぐんぐんと

上へ上へ伸びる。
翼になる。

ひろびろと
横へ横へ広がる。
手と指になる。

にょろにょろと
根と根が繋がる。
大地とひとつになる。


雨が降って。
日を浴びて。
風を受けて。

水が流れて。
火が起きて。
音が生まれて。

虫達が集まってきて。
動物達が旅してきて。
鳥達が歌いにきて。

そうして長くて短い
短くて長い時間のようなものが過ぎていきました。

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・



ズッドーーーン!

大きな大きな石は
小さな小さな星に
物凄い勢いでぶつかりました。

キラキラ。
キラキラ。


はじめはひとつの命。

おわりもひとつの命。

Planting Life

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