2013年5月9日木曜日

海を見たいという欲求があったから海を見に行った。
だけど砂と風という要素を忘れていて、砂にはNGの靴と、
おろしたてのジーンズをはいて行ってしまった。
ちょうどいい温度の爽快な風が頬をブルブル震わせて、
まるで体を突き抜けるかのように吹き続けてた。
地球に人間という体があるから感じられる感覚なんだろうな、
きっと地球を離れたら感じられない特別な感触なんだろうとふと思った。

海はずっと動いてて、でっかくて、一人の願いとか、どうなりたいとか、そういうのは無関係に、ただ生きている。一人の人間も、むやみに逆らわず、ちゃんと呼吸をしながら、素直にいれば本来の波に乗れる気がした。

2013年4月12日金曜日

2013 Lovignette x mika kawakami

そしてまたもやコラボレーションが続きます。





現在進行形で、2013年4月8日〜14日の1週間、中目黒にあるRiver Side Market&Galleryhttp://www.facebook.com/RiverSideMarketGalleryにて
ジュエリーブランドLovignettehttp://www.lovignette.comと共同展示をしています。

River Side Market&Galleryは実は、元々American Apparelの倉庫だだったそうです。
今年の2月の末、様々なブランドを展開するMELROSEさんの手によって、子供が描いたようなお家の形をしたショップとギャラリーが誕生しました。

実は今回の展示のプロデューサー中西さん、そしてジュエラー九里直樹さん&web制作と営業を担当する本間一路さんとは、私の職場であるヒカリエの8階にあるCreative Lounge MOV http://www.shibuyamov.com で出会いました。

MOVはmovementを短くしたもので、新しい出会いから沢山のムーヴメントを起こして欲しいという願いのもと、1年前にできたコワーキングラウンジ。
たまたま飲みにいったことがきっかけで、思いがけない急展開に。個人的に初めてのmovementです。

全ての作品が販売されておりますので、ご興味のある方は是非いらしてください。
明日13日の18時からは、ささやかながらパーティーを開きますので、ふらりと緑に輝く目黒川沿いのお店に遊びにきてくださいね。

この後、出会いの場所MOVのショーケースaiiima 1&2に一部移動いたします。
ここでは、さらに多くのクリエーターが集結。
こちらはまたあとでお知らせしますね。詳しくはこちらで。

http://www.hikarie8.com/mov/2013/04/some-style-shop-gallery.shtml





2012 live painting @ Asahi Art Square

続いてのコラボレーションはダンサーと。

2012年の12月8日&9日の全4回公演を、浅草のアサヒアートスクエアにて行いました。
タイトルは「からだだから」。
体のパーツにまつわるストーリーが、振付け師のそれぞれの解釈で展開されました。
http://asahiartsquare.org/ja/schedule/post/788/

実は私も学生時代、専攻していた美学美術史そっちのけで、ダンス漬けの毎日。
当時の後輩、秋吉朝子は卒業してからも仕事をしながら、毎年大きな舞台を演出&出演。
毎回50名ほどのパフォーマーが彼女と組みたいと集まります。

私も今回光栄なことに声をかけてもらい、ダンサーと絵をリアルにコラボすることに挑戦。なんでも4分で180cm x 90cmを4枚描き上げ、さらにダンサーに混じって踊るという自分にとっては未知の世界。すごいチャレンジでした。

ダンスをするときは一気にその世界に入ります。「あっちの世界に行っちゃう」という感覚をライブペイントでも味わってみたい!というのが一つの目標でした。

コラボレーションをしたのは、これまた素敵なダンサーである海津優子の作品「手」。
この世界に産まれてきた子供を受け止めるのも手。隣の大事な人を抱きしめるのも、手。愛のあふれる作品の中で、私が頭に描いたのは手と手の間をつなぐ赤い糸でした。
見る人にどうやったら楽しんでもらえるか考えて、最後に4枚の絵が一つの作品になるように試行錯誤をこらしました。

こちらがこの作品です。
この後すぐ、海津優子はお母さんになるのです。生命ってすごいね!





2012 Africo 7th anniversary fashion show @umu 六本木

前回、アート作品についてまとめますと言ってから、半年以上が再びあいてしまいました、筆無精aka mika kawakamiです。

2012年8月の振り返りになりますが、友人accoのブランド「africo」http://www.africo2005.com/index.htmlの7周年記念パーティーが六本木ヒルズアリーナ沿いにあるumu という展示場で開催されました。

フライヤーの絵を手がけさせてもらい、INOP & naoがデザインしてくれました。自分の作品が違う形で生まれ変わる経験はとても新鮮で、今後もこのようなことをしたいなと思いました。こう投げて、こう返ってくる!というわくわく満載です。



そしてアフリカにインスピレーションを受けて描いた作品も、モビールのように天井から吊るして展示。初の試みでしたが、自然にくるくる回る姿にちょっとした感動を覚えました。



絵の裏にはすべてアフリカの生地を張ったので、両面が楽しめるのもモビールのよいところ。





可愛いモデルさんがafricoのエキゾチックなドレスを身に纏いランウェイを歩き、才能あふれるダンサーが即興で舞い、プロのミュージシャンが音を奏でる、すてきな空間でした。






才能あふれる友人と、こんな場所でコラボレーションできるのが、ただただ嬉しく、今後も色々なコラボを試みようと誓った熱い一夜でした。


しかしこのショーの後、六本木にて色々なハプニングがヒートアップしたことは内緒です。




2012年8月26日日曜日

アンテナ→目の前にきゃー

前回の投稿から半年が経ってしまいました。きゃーー。
2012年が変化の年になるなんちゃらと言っていましたが、2012年もあと残すところ4ヶ月です。

思ったとおり変化の年真っ盛りです。


一番大きい変化は5月に転職をしたこと。
10日間で決まるというかなりスピーディーなプロセスでした。
7年間本当にお世話になったエミュースインターナショナルを辞め、
渋谷ヒカリエ8階にあるCreative Lounge MOVというシェアオフィス/コワーキングスペースの店長を務めさせていただくことに。

初日から現在まで日々、思わず「え!うそでしょ!」という鳥肌がたってしまう再会や
出会いのオンパレード。


また私にはだいたい半年のサイクルで訪れる波があるのですが
最近は以下の現象が著しく多いです。
「へーそんなのがあるんだ!」「へーこの人超素敵!」とアンテナを立てたら、
数日以内にそれ/その人が目の前に現れるという不思議現象が起こっちゃうのです。
本当不思議なんですよ。ちらっと聞くこと知ること何も無駄にできない・・・

先日家で普段まったくしないリサーチをYouTubeでしていました。
ちょっと一息つこうと思っていたときに、
いつもMOVをご利用頂く同じ階にギャラリーを運営する小山登美夫さんの映像が
出てきたので、7分割された映像を見てアートビジネスについてのレクチャーを聞いてみることにしたんです。そしたらまたその関連映像にサングラスが目を引く女性が出てきました。
チラッと「ちょっといつもは見ないけど、今夜は見てみよう」と思ったんです。

そしたらその話が素晴らしい。地球にも人にも優しいエシカルファッションについての
お話と、これからのファッションについてのレクチャーでした。
VOGUE、ELLE、そしてmarie claireの編集長を務められた生駒芳子さんという方でした。


次の日職場で朝から同僚に昨日の感動を話していたんです。
そしたら小山さんがいつものように気さくに「よ!」と入っていらして
次に「この人ここに興味あるから店長、案内してよ」と・・・

・・・・・・・


生駒さんだったんですねー。もう手が震えてしまって資料をすべて渡し忘れました。w




YouTubeで見た順番と同じ順番ですよ。あーびっくりした。
とても粋な方で、メンバーになってくださったうえに、先日は某雑誌の取材の場所にも指定してくださいました。




みたいなことが今毎日のようにいっぱい起こっています。
自分の得意なこと、そうでないこと、新しい仕事を通じても引き続き日々気づかされます。


周りの友達にも今すごい変化の波が来ています。
このタイミングたるや仕組まれているとしか思えませんね。


さて続いて私のアート活動についてまとめます。








2012年2月6日月曜日

不思議の国のアリス症候群と一事が万事

アフター6が充実しっぱなしだった去年が嘘のように
2012は年始から仕事満載の日々。
右脳を封印して、左脳ばかりをめいっぱい使っています。
絵も一切描いていないのですが、久しぶりに今夜は右脳がうずうずしています。




つい最近「不思議の国のアリス症候群」という存在を知りました。
世界で聖書に続いて一番読まれている作品である「不思議の国のアリス」のお話の中には
主人公アリスが小さくなったり大きくなったり、首が伸びたり、首だけの猫が出てきたり、
普通の人からは到底出てこないような、ユニークなビジュアルアイディアが満載です。


実はこれらのビジュアルが実際に見えてしまい、それに苦しんでいる人々が
世界には少数ながらいて、その病名が「不思議の国のアリス症候群」と言うのだそうです。


私が驚いたのは、著者のルイス・キャロルが実はこの病気に苦しんでいる一人である
可能性があったということ。
でもその苦しみを、ルイス・キャロルは物語に昇華させ、
その物語は世界中の子供たちを今も魅了し続けているのです。


作品作りにおいて、作者のテーマは実は自分の中でひっかかること、葛藤していること
であることが多いと思います。
実際草間弥生も男性恐怖症を克服するために作品を作っていますし
太宰治や三島由紀夫も劣等感を克服するために作品を書いたと言われています。
ルイス・キャロルもきっとそうだったのではないでしょうか。


その表現が見る、読む人の心を揺さぶるまでのクオリィティに達しているのは
彼らの努力や才能ではあるとは思いますが、作品を作ること自体が
彼らにとってセラピーのようなものだったのかもしれません。


私はその感覚によく至ります。
絵を描きながら、自分の中の思いや感情を整理して、描き終えるときには
なんだかすっきりした気持ちになることも多いです。


うまくいっている恋愛中など自分がとてもハッピーな時は、全然描く気になりません。
描く必要がないからです。
相手がいるからそこですべてが昇華して終結できるからでしょう。
また本当に苦しいときにも描けません。
描いたとしても暗すぎて世にお披露目できる代物にはなりません。
もしくは仕事などでストレス満載のときも何もイメージが降りてきません。


すこし頭が暇になり自分の中で消化不良のものがあることに気づいたときに
それがテーマになることが多いかもしれません。


でもそのテーマに気づくために、この「OFF」の時間が大切なんです。
私の場合仕事は特にきかっけになることが多いです。
自分の足りないところにたっくさん気づかされるからでしょうか。
「一事が万事だなぁ」と最近よく思います。優秀でよく気づく人はどこまでもきめ細やかで、正確。
逆にやり取りの中で一つ「あれ?この人大丈夫かしら」と思うと、送られてくるメール先が間違えていたり名前が間違えていたり納期が遅れたりする。
そこで私も人の振り見て我が振り直せで、反省するわけです。
そしてはっと気づくんです。仕事もプライベートでも課題は一緒。
自分の足りないところは、フィールドが変わっても足りないのですね。
もちろん逆もしかりですけどね。


克服すべき課題が多い私ですが、日々沢山気づきがあることは
ありがたいことですね。
仕事はなんだかハードですけど、きっと成長しろよ、一皮むけろよと言うことなんでしょう。
次々に出てくる課題と対峙しつつ、また新たなテーマが生まれるかな。
まじめ!


“後悔先に立たず・・む”


”聞くは一時のハイジ 聞かぬは一生のクララ”




だってさ!!




































2011年12月13日火曜日

いろんな才能


サッカーがうまい バスケがうまい 字が上手
歌が上手 ファッションセンスがあるなど色々な才能があるけど、
目立たない才能もある。

長所=短所 というわけで、そういう目立たない才能は見方によれば
短所。そんな才能に今日一つ気づかされた。

今日気づいた私の目立たない才能は
一つの場所にとどまっているのが上手ということ。
好き嫌いははっきりしているはずだけど
結構我慢強い。

これは見方を変えれば、
変化を起こす勇気がないというのとイコール。

そう言えば思い当たる節もいくつか出てくる。
今の仕事を始めてもうすぐで6年続けてるし
目黒にはもう5年目だし
旅行ってほぼしないし

振り返れば私の人生、大きな変化は与えられるものが多かった。
国内国外の引越しは一番大きかったかな。
イギリスに中学1年生でわたり、毎日がカルチャーショックのオンパレードで
私は一切覚えていないのだけど
「すごい環境が違うから、自分が変わればいいんだよね」と私が言ったことを
母が覚えていた。適応能力ばっちりですね。13歳の私。

でもこれからって、もちろんそういう外もたらされる変化もあるだろうけど
自分で作ろうと思えばいくらでも変化は作れるんだよね。

ちょっとこの才能を忘れてみてもいいかもしれないと思ったのでR。
来年は変化の年って勝手に決めてるから。