だけど砂と風という要素を忘れていて、砂にはNGの靴と、
おろしたてのジーンズをはいて行ってしまった。
ちょうどいい温度の爽快な風が頬をブルブル震わせて、
まるで体を突き抜けるかのように吹き続けてた。
地球に人間という体があるから感じられる感覚なんだろうな、
きっと地球を離れたら感じられない特別な感触なんだろうとふと思った。
海はずっと動いてて、でっかくて、一人の願いとか、どうなりたいとか、そういうのは無関係に、ただ生きている。一人の人間も、むやみに逆らわず、ちゃんと呼吸をしながら、素直にいれば本来の波に乗れる気がした。
0 件のコメント:
コメントを投稿