2012年2月6日月曜日

不思議の国のアリス症候群と一事が万事

アフター6が充実しっぱなしだった去年が嘘のように
2012は年始から仕事満載の日々。
右脳を封印して、左脳ばかりをめいっぱい使っています。
絵も一切描いていないのですが、久しぶりに今夜は右脳がうずうずしています。




つい最近「不思議の国のアリス症候群」という存在を知りました。
世界で聖書に続いて一番読まれている作品である「不思議の国のアリス」のお話の中には
主人公アリスが小さくなったり大きくなったり、首が伸びたり、首だけの猫が出てきたり、
普通の人からは到底出てこないような、ユニークなビジュアルアイディアが満載です。


実はこれらのビジュアルが実際に見えてしまい、それに苦しんでいる人々が
世界には少数ながらいて、その病名が「不思議の国のアリス症候群」と言うのだそうです。


私が驚いたのは、著者のルイス・キャロルが実はこの病気に苦しんでいる一人である
可能性があったということ。
でもその苦しみを、ルイス・キャロルは物語に昇華させ、
その物語は世界中の子供たちを今も魅了し続けているのです。


作品作りにおいて、作者のテーマは実は自分の中でひっかかること、葛藤していること
であることが多いと思います。
実際草間弥生も男性恐怖症を克服するために作品を作っていますし
太宰治や三島由紀夫も劣等感を克服するために作品を書いたと言われています。
ルイス・キャロルもきっとそうだったのではないでしょうか。


その表現が見る、読む人の心を揺さぶるまでのクオリィティに達しているのは
彼らの努力や才能ではあるとは思いますが、作品を作ること自体が
彼らにとってセラピーのようなものだったのかもしれません。


私はその感覚によく至ります。
絵を描きながら、自分の中の思いや感情を整理して、描き終えるときには
なんだかすっきりした気持ちになることも多いです。


うまくいっている恋愛中など自分がとてもハッピーな時は、全然描く気になりません。
描く必要がないからです。
相手がいるからそこですべてが昇華して終結できるからでしょう。
また本当に苦しいときにも描けません。
描いたとしても暗すぎて世にお披露目できる代物にはなりません。
もしくは仕事などでストレス満載のときも何もイメージが降りてきません。


すこし頭が暇になり自分の中で消化不良のものがあることに気づいたときに
それがテーマになることが多いかもしれません。


でもそのテーマに気づくために、この「OFF」の時間が大切なんです。
私の場合仕事は特にきかっけになることが多いです。
自分の足りないところにたっくさん気づかされるからでしょうか。
「一事が万事だなぁ」と最近よく思います。優秀でよく気づく人はどこまでもきめ細やかで、正確。
逆にやり取りの中で一つ「あれ?この人大丈夫かしら」と思うと、送られてくるメール先が間違えていたり名前が間違えていたり納期が遅れたりする。
そこで私も人の振り見て我が振り直せで、反省するわけです。
そしてはっと気づくんです。仕事もプライベートでも課題は一緒。
自分の足りないところは、フィールドが変わっても足りないのですね。
もちろん逆もしかりですけどね。


克服すべき課題が多い私ですが、日々沢山気づきがあることは
ありがたいことですね。
仕事はなんだかハードですけど、きっと成長しろよ、一皮むけろよと言うことなんでしょう。
次々に出てくる課題と対峙しつつ、また新たなテーマが生まれるかな。
まじめ!


“後悔先に立たず・・む”


”聞くは一時のハイジ 聞かぬは一生のクララ”




だってさ!!




































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